2012年6月21日(木)

アロマテラピーで体の調子は良くなるか

プレジデントFamily 2012年3月号

著者
樺島 弘文 かばしま・ひろふみ
ジャーナリスト

1956年生まれ。週刊誌記者などを経て、1988年プレジデント社に入社。プレジデント編集長などを務め、2002年に退職。退職後、妻と中学生の息子を連れて都心から栃木県馬頭町(現那珂川町)へ移住。著者に『馬頭のカバちゃん』『会社を辞めて田舎へGO!』。

執筆記事一覧

生活なんでも調査隊員1号 樺島弘文=文
1
nextpage

いい香りを嗅ぐくらいで、体調は良くなるのだろうか?

世の中では、アロマテラピーなるものがはやっているようだが、その効果はいかほどのものだろう。

と、いうことで、今回は植物療法を提唱しているグリーンフラスコの門間充衣子(もんまえみこ)さんの元を訪ねた。門間さんは以前、コンピュータメーカーに勤めていたが、「病院に行くほどではないものの、ストレスがたまって気分が優れない日々を送っていた」そうだ。

「体を楽にしたい」と、アロマテラピーを始め、以来15年、どっぷりとはまり込んだ。コンピュータメーカーも辞めて、今ではアロマテラピーの指導に当たっている。

「嗅覚は、人間の古い脳つまり本能をつかさどっている部分に、ストレートに信号を送ります。だから、自律神経や内分泌、免疫など、自分ではコントロールできない部分を整えられます。わかりやすく言えば、体のリズムを回復させるということでしょうか」

体だけでなく、古い脳は感情もつかさどっているので、アロマテラピーは落ち込んだ気分を明るくさせることも期待できるという。

アロマテラピーとは、植物から抽出した100%天然のエッセンシャルオイル(精油)を使って、その香りを嗅いだり、薄めてマッサージオイルに用いたり、お風呂に入れたりして、健康に役立てるものだ。

要となるのは、エッセンシャルオイル。香りのもとだ。普通、5ミリリットルや10ミリリットルの小瓶に入って売られている。一回に数滴使うくらいなので、これで結構もつ。種類は、一般的なものでも100種類くらいはある。「それぞれに特長はあるのですが、大切なのは自分の好きな香りを使うということです」

どんなに自分に合いそうな香りでも、実際に嗅いでみて嫌いと感じるようであれば、やめたほうがいいそうだ。例えば、失恋したときに、たまたま嗅いだ香りは辛い記憶とつながっているので、その後も好きになれないことが多い。

PickUp