かつてアメリカで、クライスラー社長のアイアコッカ氏と新入社員の収入格差が1000倍あった時代に、日本では大会社の社長と新入社員の収入差は8倍しかなかった。そうした格差のない社会、均質な社会が日本のよさであり、経済成長を支える原動力だといわれてきた。しかし中流意識の崩壊によって、それまでは中流意識に覆われてあまり目立たなかった企業社会の“格差”が浮き上がってきた。