およそいかなる経営戦略の立案に当たっても、三者の主たるプレイヤーを考慮に入れなければならない。すなわち、当の企業=自社(Corporation)、顧客(Customer)、競合相手(Competitor)の三者である。

この“戦略的3C”は、それぞれ自らの利害と目的を持つ、生きた存在である。三者を一括して、われわれは“戦略的三角関係”と呼ぶことにしよう。

この“戦略的三角関係”のなかでの戦略立案者の仕事は、成功のカギ(KFS)という点で競合相手を上回る手を考え出す、ということ以外にない。そしてまた、その戦略は、市場としてはっきり定義された顧客のニーズと自社の力を正しく釣り合わせることができるものでなければならない。この二者のニーズと目標をしっかり釣り合ったものにしておくことは、永続的な良い関係を保つために、ぜひとも必要である。それなくしては、企業の長期的な生存能力さえも危険にさらすことになりかねない。