安田雅美●ファシリティ&リスクマネジメント シニアオフィスマネージャー
大学卒業後、大学の研究所や法人立ち上げ等を経て渡米。仕事の傍ら現地の大学でクラスを取り、帰国。様々な業種のバックオフィスで経験を積み、2008年8月、セールスフォース・ドットコム入社。


 

「以前は、1キロ弱もある洋書を5冊も6冊も持ち歩くことがあった。今では300グラム弱のキンドル1台で済んでいるんです」

そんなふうに語るのは、クラウドセールスのセールスフォース・ドットコムでリスクマネジメント業務を担当する安田雅美さんだ。

キンドルとは米国の通販大手アマゾンが販売している電子書籍リーダーであり、リーダーに書籍コンテンツを供給するサービスの名称でもある。現時点では日本語版は提供されていないため、安田さんが09年12月に購入した機器も英語版である。

「専門分野のミーティングは米国のチームと英語で行う。必要な英語の専門書を彼らと同時期にダウンロードして読むことができるので、同じ情報を共有して議論をすすめることができます。日本語訳を待っていたのではとても間に合いません」

長期出張時の荷物もキンドルのおかげで減量できた。キンドル導入以前は、日本から持っていける専門書は2、3冊が限度。足りない分は貴重な時間を割いて、現地の書店へ出向き買っていた。それが今や、「仕事に必要な本に加えて、往復の飛行機の中で読む小説なども持ち歩けるようになりました」。

出張時だけでなく、通勤の満員電車の中でも「大きめの単行本くらいなので周囲に迷惑をかけずに読書ができます。ページをめくる操作も片手でできますよ」と安田さん。