カラダを正して“スカッ”とさせる

2012年5月12日(土)

カラダを正して“スカッ”とさせる

PRESIDENT 2012年6月4日号

1
nextpage

加齢とともにどんどん大きくなる、自分の体のあちこちから聞こえてくる「ここが痛い」や「やる気が出ない」などの訴え──。さまざまな悪さをしている元凶は、カラダの“ゆがみ”にあるかもしれない。

なぜ“ゆがみ”は発生するのか?放っておくとどうなるのか?「別に不調は感じていない」という人も、ぜひお読みいただきたい。カラダを“正す”プロによるアドバイスをお届けする。

慢性的な肩こりや腰の痛みに悩んでいる!ストレスの発散がなかなかうまくいかない、その解消法のヒントを知りたい方に、ぜひ!

カラダが“ゆがむ”ってどういうこと?

西村洋一(にしむら・よういち)
Athle Nishimura パーソナル
トレーニングジム 代表
http://ameblo.jp/athlenishimura/

フリーのパーソナルトレーナーとして活動し、2011年飯田橋に「Athle Nishimura(アスレ・ニシムラ)パーソナルトレーニングジム」をオープン。モデルやスポーツ選手をはじめ、年間1600人以上を指導する。

肩や膝、腰が痛い──。こうした不調の原因は、実は痛む箇所とは別のところにあることが多いのです。症状が現れた部分だけに注目して対処しても、一時的にはやわらげることができるかもしれませんが、根本的な解決は難しいと思います。

そこでカギをにぎるのが、カラダの「ゆがみ」です。例えばデスクワークをしているとき、体は常に左右どちらかに偏っていませんか。あるいは自宅のソファーでくつろぐ際の姿勢は、いつも同じポーズをとっているのではないでしょうか。実は、これらがすでに“ゆがみ”のサインである可能性があります。例えば頻繁に脚を組みたくなる。そんなクセでさえ、体がきちんと機能していないことを示す行為といえるのです。

人間は小さな「足の裏」で体全体を支えています。ここに全体重がのしかかるわけですから、左半身、右半身のバランスに不均衡が生じやすいのです。さらに下半身、上半身とパーツが積み重なっていく過程で、関節の小さなゆがみを正すためにさらなる“ゆがみ”が発生してしまう。このような連鎖の結果が、肩や腰などの痛みとして表面化することがあります。

また姿勢が悪いと、肩が前のめりになるでしょう。すると肺を十分に膨らませるためのスペースが狭まり、呼吸が浅く、速くなります。息が浅くなると頻呼吸をまねき、緊張状態に陥りやすくなる。そしてリラックスできない状態が続くと、ストレスを溜め込んでしまって自律神経に悪影響をおよぼすこともあります。このように、単なる肩こりなどにとどまらないトラブルに発展するケースも、けっして珍しくはありません。

では、ゆがみのチェック方法をご紹介しましょう。手のひらを前に向けた状態で両腕を下ろします。そのまま脇の下を徐々に広げていき、両腕が耳に付くぐらいまで挙げてみます。この時、左右どちらかに挙げづらい方はありませんか? もしあればあなたの体はゆがんでいる可能性があります。