消費増税見送りでもサラリーマンの増税は続く

健保連は、健保組合の平均の保険料率が、前年度から0.4ポイント高い8.31%となり、5年連続で引き上げられたと発表した。先日、増税先送りはフィクションで、消費税を上げなくともサラリーマンは増税され続けるだけだと述べたが、早くもその兆候は表れているわけだ。ちなみに、健保連は、平成16年度には10.24%への引き上げが必要と試算しているが、筆者はさらに大幅な引き上げが確実だと考える。

少し、健康保険について整理しておこう。

サラリーマンが加入する健保には二種類ある。一つは、企業が自前で健康保険組合を維持しているケースで、大手企業はコチラになる(以下、組合健保)。もう一つは全国健康保険協会の運営する協会けんぽで、中小企業の従業員が主に加入する。

組合健保の保険料平均が8.31%なのに対し、協会けんぽの保険料は9.97%と、実は中小企業主体の協会けんぽの方が負担割合は高い。こうなる理由は、大手企業の方が賃金が高いため、同じ金額を負担させようとすると、それだけ保険料率は低くてすむからだ。