最高経営陣とそれを助ける経営計画の立案者たちが、毎日の仕事を盲目的な楽観主義に託して進めたり、思いもかけぬ障害にぶつかってはじめて戦略的な考え方を始めるのでは、ことがうまく運ぶはずもない。彼らは、物事を戦略的に考える習慣を育てるべきであり、そうして当然なのである。理想をいうなら、刺激剤となる頭の体操として平素からこの仕事をとらえ、それと取り組むことこそ望ましい。

実力ある戦略家となるには、常に戦略的思考を身に付けるべく努力を怠ってはならない。戦略的な思考は毎日の訓練から生まれてくるものであって、ふだんは眠らせておいて、危急の際に好きなように引き出せる資源とは違うのである。