オーストラリアにおける日本語熱が高まり、日本への理解が深まるにつれ、今度は日本側のオーストラリアへの無関心、無知が非難される局面を迎えることになろうが、それも、二つの国の間の長い関係においては、ほんの短かい一局面にすぎず、結局、青だ、赤だ、黄だと言いながらも、混ぜ合わせれば、意外と淡白な、安定した関係が生まれてくるに違いない。

要は、双方とも、瞬間風速に恐れおののいて過剰反応をしないことである。デイジーの花ビラに一喜一憂してみたところで、しょせんは気休めにすぎず、世界の資源バランスの構図の中では、「二人の関係」はみえみえなのである、という大局的理解をもつことが大切であろう。というよりも、この二国間の関係をかく乱しようとするアメリカ、中国、韓国などの第三勢力の牽制(ちょっかい)に対して、どう冷静さを保ってゆくかを考えておくことのほうが大切なのではあるまいか。