六〇年代後半から七〇年代にかけて革命を進め、本当に国際競争力がついて、その輸出で国全体の貿易を黒字にしている原動力となっている人は、就業人口に直すと13%にすぎない。逆にいうと、十人に一人しか国際競争力を持って仕事をしている人はいないわけである。この認識はわれわれにないし、海外も持っていない。日本はそういう意味で、爆弾をたくさん抱えているといえる。

早い話が一次産業を自由化せよといわれた場合には、六%の農民が全部失業する。流通業をアメリカ並みにした時には、六百万人の失業者がでるわけである。