消費財の場合は代替サイクルが短いために、二百万の家庭で持っている電化製品があるとすると、必ずある年には代替需要が発生します。これは統計的に発生してくるのです。ただし、この代替需要は景気のよさ、懐具合いによって、三年で買い替えたり、五年で買い替えたりすることになるので、底の広さが変動してしまいます。そのために、同じ需要が満たされていながら、年間に発生する需要は著しく上下するという現象があります。

全部の保有台数とか生産能力を六単位としたときに、代替期間が一年であれば年間六の需要が発生します。六年間で代替すれば年間の需要は一しかない。景気がよくなれば三年ぐらいになり、悪くなれば六年間にもわたって修理その他でもたしてしまう。これが耐久財の特徴です。