季節商品といわれているようなものについても、企業独自の先行指標をもたねばなりません。たとえば気象台の長期予報を当てにしていると、企業としてはやっていけません。今年の夏がいい例で、エアコンその他は全部、払底してしまいました。ところが、アメリカのシアーズ・ローバックの場合は気象学の専門家を三人雇って、その人たちが気象台とは全然違う、自分たちなりの予想をしています。というのは、その予想が当たることによる企業としての利益は、生産計画の改善やコスト低減努力よりもはるかに大きいので、自衛上、先行指標を社内に保有するわけです。