たとえば、アメリカのある大会社において、一つの製品を世の中に出すまでに必要な承認の数を調査したことがある。それによると、財務や研究開発というような「部門」単位で見て、総計213回いろいろな人の承認を得ないと、一つの製品が世の中に出ない。一部の巨大会社の場合には、新しいものを世の中に出すプロセスがこれほど複雑になってしまっているのである。したがって、よほどのエネルギーをもって進まないと、途中で必ず情熱のほうが息切れしてしまう。