さらに、大口顧客や売上高の大きい顧客から必ずしも大きな利益を得ていないということの裏返しとして、売上高の大きいセールスマンは必ずしももうけていないというケースがあります。ある大型機械販売会社のセールスの例ですが、この会社もトップセールスの表彰は売上高で行なっていました。つまり、セールスマンを、年間の販売台数により上位から三〇%まで、優秀セールスマンとして表彰します。ところが、これに粗利益の貢献度を加えて再検討してみると、超トップセールスのAは非常に売っているにもかかわらず、自分の経費もかせいでいないのです。特にトップセールスともなると経験の豊かな人であるため、実際のコストはもっと高くなります。結果的には、Aはかせいでいるどころか、自分のコストが持ち出しになり、大幅に損をさせているといえます。