かつてはコストで勝負するには主として製造原価が安くなければならないとされていたが、現在、マス・マーケティングで流れてゆく耐久消費財のような場合には、製造原価の外側に50%以上のコストがある。したがって、販売管理費や流通コストの部分で徹底的に強くなる、ということによる差別化も、もちろん可能である。また、資材その他の購入品が非常に高い産業においては、その調達技術で差別化することも可能である。そのような差別化要因発掘の努力をせずに、競争相手とすべての機能で同じようなことをしていると泥仕合いになり、みんなが価格を叩いてシェアをとろうとするので、結局、業界全体の収益も失われてしまう。