【業種別ランキング:レジャー・サービス】多様性が評価されたバンダイナムコ/首位のオリエンタルランドが全体の4割超の票を集めた。2位の任天堂と答えた人の約半数が、「働く人が、人材として成長する機会が与えられ、そのことを喜びと感じている」と回答。3位のバンダイナムコが選ばれた理由として最も多かったのは、「多様な人材が登用され、そこから活気が生まれている」(約4割)。

また若年層のエンパワーメントのために重要なのは、一人ひとりが、「その人サイズ」の夢をどこまでもてるかということである。夢は大きすぎてもいけないし、逆に小さすぎてもいけない。今の若い人たちは、自分サイズの夢を描けない人が多いように思う。自分の3年後、5年後の姿がどうなっているかをちゃんと見せてあげられるかが非常に重要である。

ポイントは、自分の夢を到達可能だと思わせるもの、「自己有能感」(selfefficacy)をもたせることである。自己有能感とは、目指しているゴールを達成できると思う自信であり、それがモチベーションの最も重要な要素だと考える学者もいる。しかし、今、自己有能感が得られない若者が多い。自分に何ができるのだろうという見極めができない、あるいはわからない人が少なくない。

彼らは、結果的に大きすぎる夢を追いかけて、迷ってしまう。例えば、私は飲み会の席で、ある若者に「君の5年後の夢は何か」と聞いたことがある。彼は「日本の教育、とくに学校教育の改革をしたい」と言った。夢は素晴らしいが、実現するには細かいステップが必要になる。そのステップを考える力をもたなければ、どこかで失望するかもしれない。

実際のマネジメントの現場では、部下がゴールへたどり着くために、どのようなステップが必要となり、そのために何をすればいいのかを部下が考えるための支援が必要だ。部下が「自己有能感」を得られ、成長できるような仕組みをつくり出すことが重要なのだ。