一万八〇〇〇枚の写真を分析してわかったのは、フィルムの種類による使われ方の特徴である。一二枚撮り、二〇枚撮り、三六枚撮りの三種類のフィルムが売られていたが、一二枚撮りの場合、全部撮っている人がほとんどいない。必要な枚数だけ撮って、現像に出している。二〇枚撮りを買った人はめいっぱい撮っていて、最後に切れていても、まだ一枚撮ろうとしていることもある。三六枚撮りの人は、子供の成長記録を撮ろうとか、結婚式を撮影しようとかいう人だが、なかには一回では撮りきれず、途中で季節の変わっているものもある。そこで、私が質問したのは、三六枚だと多すぎて二〇枚では足りないことが明らかなのに、なぜ二四枚撮りのフィルムがないかということである。