先日、母校のMIT(マサチューセッツ工科大学)から手紙を受け取った。送り主は学長のチャールズ・ベスト。内容は、「イノベーションと経済発展」と題するレポートだった。MITを卒業した人たちが起こした事業・企業は現在約二五〇〇あり、総計すると四〇兆円近い事業になるという。それらの事業が全米あるいは全世界のどういうところで展開されているのかを追跡調査したものだった。結論は、MITの数万人の卒業生が、世界の技術工学系の事業で中心的な役割を果たしているが、それらの事業展開および事業成功の共通のキーワードが「イノベーション」であるということだった。