書く人は六〇くらい書く。ところが書けない人というのは、暖炉、ブックエンドなど三つか四つしか書けない。人を殺すときの道具にするとか、粉にしてアンツーカーにするとかいくらでもあるのに、頭の硬直している人は学校で教えてもらった耐火物としての煉瓦、すなわち暖炉しか思い浮かばない。そこで堂々巡りして、頭が横に動かないのである。頭を回転させるためには、その種のメンタルブロック・バスティングをひんばんにやらなければいけない。いちばんいいのは、みんなから「嫌なやつだ」と言われるかもしれないが、「なぜ、どうして、どうすればいいのか」ということを追究する癖をつけることである。