組織とマネジメント・プロセスは良い人材を生むメカニズムである。しかし、さらに優れた戦略家を生むのは、マネジメントのスタイルであり、社風ではなかろうか? こうした意味からも、今後の世の中では企業間格差が拡がり、戦略の優劣がいっそう明瞭となるだろう。そして、表面だけで派手にシェアをとったり、広告をしたりしても、真に生き残ることは難しくなるに違いない。深い市場動向への洞察力を持ち、変化を予知し、管理する企業は、競争相手から尊敬され、ユーザーにも感謝されるであろう。反対に既成概念の殻に閉じこもり、美しい社風(スタイル)を持たない企業は、人の育成、戦略の立案、顧客の満足のどれをとっても十分な成果をあげ得ずに、長期的には力を弱めていくだろう。