第二次大戦の末期に米軍のとったアプローチは、あくまで本土の直接攻撃であり、日本が占領していた南方への攻撃は必要最小限にとどめられている。だから、メインルートの上にあった硫黄、サイパン、トラックなどでは死闘を展開しているが、フィリピン、インドネシア、中国などでの戦いはむしろ末期には下火になっている。これらのところはむしろ日本の無条件降伏によって自動的に解放される、という結果となっている。事業戦略においても、何が基本戦略かが定まったうえは、できるだけ、そこに持てる経営資源のすべてを注ぎ込むのが有効であるのはいうまでもない。いろいろと寄り道をすると、単に効率が悪いだけでなく、競争相手からの攻撃を受け易く危険でさえある。