――『企業参謀』において、うかつにも、私は「手法」と見誤られるものにかなりのページをさいた。私はそれを参謀の「道具」と呼び、実際その使い方を記述した。意図したものは、道具の使い方そのものではなくて、道具を使って行うところのプロセスの記述と、プロセスの奥にあるものの考え方の記述であった。

数多くの読者からノウハウを公開してくれてありがとう、と感謝された。ごく少数の読者は、ものの考え方についての記述が非常に参考になった、と言ってくれた。

本書は、この少数派の人々を対象としている。