戦略を立案する参謀には、一般論はいらない。戦場はどのような理論や手法で記述できても、そこから導き出された解と、それに続く行動に誤謬があれば、何の役にも立たない。

戦略家は頭脳の明晰さではなく、結果のみを問われる淋しい職業である。しかも将軍であれば臨機応変にアドリブできるのであろうが、参謀は将軍のアドリブがなるべく少なくてすむように考えぬいてあげなくてはならない。将軍と、その兵の力量と判断力を評価できなくてはならない。