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3階建ての場合、耐震性をはじめとした構造の強さに対する注目度は2階建て以上に高い。3階建て住宅の商品には、「重量鉄骨造」が多く採用されているのは「軽」より「重」の方が「強い」というイメージが喚起されやすいからだろう。しかし「xevo 03」ではあえて「軽量鉄骨」を選択した。自社の強み・特色を生かすことを優先させることにしたからだ。

「両者の違いは使用する鋼材の板厚の違いで、建物の構造の強さそのものには関係がない。それより軽量鉄骨の優位性を生かした都市型の3階建て住宅を開発すべきだと考えた。当社が強みとする『外張り断熱通気外壁』と組み合わせることで、構造の強さに遜色がなく、多くの人が望む広さを実現できるからです」(同)

約3帖分の広さが、都会にいながら自然の風や光を取り込み、楽しくゆとりあるライフスタイルをもたらしてくれる。

例えば延床面積120平方メートル程度の3階建てで比較してみると、軽量鉄骨造にすることによって得ることができる広さは、各階畳約1帖分、3階分で合計3帖分。これだけあれば、あきらめていた吹き抜けやウオークインクローゼット、書斎や趣味のためのスペースなど、さまざまな用途に利用することができる。都会ならではの、高い地価の有効利用を、との訴求も、顧客に説得力を持って受け入れられているという。

「広さ」に次いで重視される「強さ」。重要なのは、安定した躯体構造である。建物の自重や積雪、家財によるタテ荷重と地震時の瞬間的なタテ揺れに強い耐力を発揮するオリジナル耐震システム「トリプルコンバインドシステム」を採用。このシステムと高強度の耐力パネル、同社の3階建て専用基礎によって、xevo 03は、「住宅性能表示制度」において最高等級(※2)の耐震等級3(※3)を達成している。

※2 プランにより等級が異なる場合があります。
※3 500年に1度程度発生する地震力の1.50倍の力に対して倒壊しない程度。