「かつての郊外型店中心のころは若者向けカジュアルというイメージが強かった。しかし、品質向上とともに、都心での出店がブランドイメージを高め、40代以上の中高年層からの支持につながっているのではないか。実際に自分の周りにも、ユニクロを愛用している年配の人間が何人もいる」と国友氏は指摘する。

このように見てくると、ユニクロのブランドは広く国民の間に定着しつつあるようにも思える。「老若男女だれもがユニクロを着ていて当たり前」という時代が訪れているのかもしれない。だとしたら、今後「ユニクロ」ブランドが伸びしろを見出す先は、やはり欧米、アジアなどの海外マーケットになるだろう。同社トップである柳井正氏のさらなる経営手腕に期待がかかる。