[中国料理]巴馬(バーマ)ロハスカフェ

――「火麻の油」を使った美味なる長寿料理

●銀座松坂屋裏という便利な立地。お土産用火麻オイルもあり(3990円)。

●東京都中央区銀座6-11-1 銀座ソトコト ロハス館1F TEL.03-6255-6840 営業時間/9:00~11:30(朝食、粥)、11:30~15:00(LO、ランチ)、15:00~17:00(飲茶、ティータイム)、18:00~22:00(LO、ディナー) 無休 テーブル74席 カウンター6席(個室あり)

1.「地鶏の火麻ジャーロウパイ 梅のスイート&サワーソース」(1880円)は、火麻のナッツをまぶして揚げた中国版チキンカツレツ。火麻と同様、長寿の元と言われる梅干しと甘酢を混ぜたソースも美味。
  2.「長寿の里 大豆と青野菜の炒め」(1380円)。八角や甘草などのスパイスでほのかに香りをつけた大豆と芥蘭菜(カイランサイ)を炒め、仕上げに火麻オイルをかけたもの。青菜はその日によって替わる。
  3.「ふかひれの蟹肉スープ」(1680円)。コラーゲンたっぷりのふかひれを、魚介コンソメと塩でシンプルに仕立てた一品。
  4.「ドライトマトと黒糖の黒酢酢豚」(1880円)は、抗酸化作用が期待されるドライトマト、疲労回復に効果のある黒糖を使用。複雑な酸味と甘味のバランスが秀逸。スナップえんどう、しめじ、ピーマン、さつまいもなど野菜もたっぷり。
  5.卓上には火麻ナッツや火麻オイルが備えられ、薬味のように好みで料理に加えても。ほかに「巴馬 火麻焼きそば」(1300円)も福岡さんのお気に入り。

[懐石料理]ふじ木

――刺身、土瓶蒸し……。冬の築地でふぐ三昧

●地下鉄築地駅から徒歩2分。福岡さんが「疲れたおじさんの胃にやさしい」と話す「豆乳がゆ」や「ねぎま鍋」も名物料理。2009年の開店以来、常連客を増やしている。

●東京都中央区築地7-4-4 恒陽サンクレスト築地1F TEL.03-6228-4860 営業時間/11:30~13:30(LO)、17:30~21:00(LO)日祝休 全30席(2~4人、4~5人、10人の個室あり)予約が望ましい(土曜の夜は前日までに要予約)夜はサービス料10%

夜は懐石コース、ふぐ料理コース、ねぎま鍋コースの3種類があり、6500~1万2000円。ランチ1200円~。

1.旨味ののった下関産ふぐを美しい花形に盛り付けた「ふぐ刺し」(写真は3人前)。ふぐメニューは前々日までに予約を。
  2.この日の「お造り」は、うに、活け車エビ、インドマグロの中トロ、かんぱち、ホタテ、芽ねぎを巻いたひらめ、いくらなど。魚は主人の藤木尚武さんが毎朝、築地で仕入れている。
  3.ごぼうを巻き込んださんまの八幡巻き、つぶ貝のうま煮、鴨のロース肉の味噌漬け、蟹爪の黄身焼き、アジの南蛮漬けなどを賑やかに盛り合わせた「八寸」。
  4.「ふぐの土瓶蒸し」は、ふぐのアラ、車海老を、すっぽん仕立ての出汁で蒸し上げた絶品。
  5.ほぐしたホタテ、みじん切りの玉ねぎ、卵の黄身などを加えて丸めて焼いた「ホタテのしんじょう焼き」。ワイン風味の山桃の蜜煮を添えて。以上、懐石の梅コースにふぐ刺しをつけた1万2000円のコースより。

(文・構成/中沢明子 撮影/萩原美寛)