2012年3月5日(月)

スタートアップ企業を支援するための「器」にLLPが向く理由

ビジスパメールマガジン「週刊 isologue(イソログ)」

ビジスパ

著者
磯崎 哲也 いそざき・てつや
会計コンサルタント

磯崎 哲也

早稲田大学政治経済学部経済学科卒業後、長銀総合研究所、ネットイヤーグループ株式会社CFO等を経て、2001年より磯崎哲也事務所代表。カブドットコム証券株式会社社外取締役、株式会社ミクシィ社外監査役、中央大学法科大学院講師等を歴任。2012年よりFemto Startup LLPゼネラルパートナー。公認会計士。著書:『起業のファイナンス』『次世代経済入門〈1〉変わりゆく資金調達のかたち』(共著)『法律業務のためのパソコン徹底活用 Book』(共著)
「ビジスパ」にてメルマガ「週刊 isologue(イソログ)」を執筆中。

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磯崎哲也=文
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ベンチャーサポート組織、はじめました

2012年1月より、株式会社インターリンクと、同社社長横山正氏といっしょに、「Femto Startup LLP」(有限責任事業組合フェムト・スタートアップ)という、ベンチャーをサポートする組織をはじめました。

このLLPを使った少額投資のスキームは、知恵とお金を集めて少額の投資をしながらベンチャーのサポートをしようと考えている人役に立つのではないか、とも思いますので、今回はこのスキームを作るにあたって考えたことを、いろいろご紹介させていただければと思います。

LLPの名前に付けたfemto(フェムト)というのは、国際単位系で「10のマイナス15乗(=1000兆分の1)」を意味する言葉です。つまり「非常に小さい」という意味ですね。ファンド総額も5000万円と、通常のベンチャーキャピタルよりはるかに小さいですし、投資対象も設立前後の小さなスタートアップが中心となります。

一方で、「フェムト」は、「フェムトレーザー」「フェムト秒化学」といった最先端の科学領域で使われている言葉でもあります。「マイクロソフト」が小さいどころか超巨大企業であるのと同様、このFemto Startupも、そうしたデカいことを考えて成長する意思があるベンチャーや起業家をサポートしていきたいと考えています。

いろいろ考えた結果として、今回の Femto Startup には、有限責任事業組合という「器」を使うことにしました。

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