大前 中国は、少なくともこの五、六年は日本の脅威にはならないでしょう。もう少し長いスパンで見れば、その可能性もあるかもしれませんが。中国は自国内に多くの問題を抱えています。中国の不動産ブームはバブルで、不動産バブルは明らかに維持不可能な状態です。なぜなら「マンション」と呼ばれる新築物件の購入者は、ほとんどの場合、年収の一四〇倍もの借金を抱えているからです。八〇年代の日本のバブル期でも年収の一〇倍の借金をして家を購入するのがせいぜいでした。(ジャック・アタリ氏との対談より)