日本には2950の港があるが、あまりに数が多すぎる。年間水揚げ高より港湾整備費のほうが高い漁港が2000以上もあるのだ。

今後は今回以上の津波から町を守れるような巨大な防波堤と防潮堤、水門を備えた近代的な港を建設し、その代わり港の数をぐっと絞り込む。宮古、釜石、大船渡、石巻、塩釜、気仙沼などの重要な港に限って強固に再建して、桟橋や市場の機能も近代的に整備する。

小さな漁港は廃止して、関係者は大きな漁港に移るか、通勤してもらう。日本の漁業関係者は職住近接で通勤とはほぼ無縁の生活をしてきたが、これからは高台の安全な家から“通勤”するという概念で漁港を再建する。日本全国の港湾を集約して巨大化、近代化し、国際競争力のある港に整備していく最初の一歩にするべきだ。