購入時の見積書を見ると、車両本体価格の下欄に、まるでペナルティが与えられたかのように税金がついてくる。消費税、自動車税、自動車取得税、自動車重量税と税金オンパレードだ。そこに税金同等の自動車保険が加わる。しかも、若い人ほど保険料が安くなるなら車を買う気にもなるだろうが、逆に若い人ほど保険料は高い。

駐車場がない人は高額な駐車場代も負担しなければならない。たとえば250万円で車を買った場合、10年乗ったら年間の減価償却は25万円だが、今挙げたような維持費を考慮すると、1キロも運転しないで年間60万円かかる。走れば走ったで、リッター当たり53円80銭のガソリン税に有料道路の通行料が別途かかるわけだ。経済的負担にウンザリして買ったばかりの車を売っても、日本の中古車は世界一減価償却が早いから安く買い叩かれる。買った瞬間に5年落ちとなるのだ。

さらに重荷になっているのが車検。新車の最初の車検は3年と多少は長くなったが、2回目以降は2年おきに車検費用が12万円かかる。アメリカやオーストラリアでは車検代など2~3ドルの世界である。