――このような点を多少改善しようと思った場合には、ある事業に対して投入されている総資産(現金、受取勘定、在庫などの流動資産と、設備、土地などの固定資産の合計)に対して、利益がどのくらい出ているかを見るのがよいだろう。このための指標がROAである。この指標は、経営内容の詳細がわからない他業種や他社との比較には便利であるが、一方、一定の会社内での異なった製品間の比較や、ビジネスそのもののうまみを絶対値として、あるいは経年的に測るにはあまり適していない。それは、実際にある事業で利益を上げるために投下しなくてはならない資本は、通常の場合、買入債務の分だけ少なくてすむからである。