亀井静香・国民新党代表などを筆頭にした、いわゆる無責任経済膨張論者は「無利子国債を発行せよ」とまで主張している。とんでもない愚策である。

無利子国債は利子が付かない代わりに相続税を免除しようという代物で、これを出せば大金持ちが飛びつく。3億円を超える相続は相続税を50%も持っていかれる。ということは無利子国債の形で相続すれば、50%の利子が付いてくるようなものなのだ。

超魅力的な無利子国債に金持ちが飛びつけば何が起きるか。郵便貯金や定期預金を引き出し、信託や生命保険さえ解約して無利子国債を買うだろう。国債消化の原資になっている郵貯や銀行預金が雪崩を打ったように無利子国債に流れれば、すでに流通している国債は一気に暴落して日本はジ・エンドである。無利子国債などというインチキを持ち出す官僚や政治家は、その程度のことも見通せないのだろうか。