現実のビジネスの世界では、“完壁な戦略”が要求されるわけではない。すでに見てきたように、肝心なのは絶対という言葉がからむ戦果ではなく、競合者との相対的な戦果なのである。

だから、優れた企業戦略とは、受入れ可能なコストで競合相手に何歩も先んずることを許してくれる戦略のことになる。そして、そのための方法を見つけ出すことが、戦略家の真の仕事なのだ。