三番目の仕掛けはアービトラージャー(さや取り業者)対策である。自己資金の何十倍もの金を銀行から借りて、さらにその何倍かの額を危機に乗じて売り浴びせるのがアービトラージャーの手口。金融危機の際には、この手の業者が必ず先行してマッチに火をつける。

アービトラージャーを規制するには資金源を断つことが第一だ。そこでさや取り業者とわかっていて資金を貸した金融機関は、もし何かのトラブルで破綻の危機に陥っても第一の仕掛けの駆け込み寺を使わせないようにする。さや取り業者と結託するような金融機関は救済しない、というルールを明確にするのだ。