2012年1月18日(水)

「難しい決断」を下すときの5つの心得

重大な責任を伴うジャッジをうまく遂行するには

PRESIDENT 2011年11月14日号

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経済が混乱する中、難しい決断に直面するリーダーが増えている。正しい答えに向かう道を見つけることはできなくても、そこに横たわる危険を避ける方法はいくつかあるのだ。

どんな危険が潜んでいるかを探り、避けていく

関係者に重大な影響を及ぼす決定を下さねばならない状況に直面したら、きわめて決断力のあるマネジャーでさえ絶望的な気分になる。われわれは日々、あまり深く考えずに決定を下しがちだが、キャリアを左右するような問題の場合はじっくり考える必要がある。一つのアプローチが常に有効なわけではないが、確実に正しい結論に到達するための重要な要素が存在することは確かである。

プレッシャーにどう対応するかは人によって違う。ブライアント大学の経営学教授、マイケル・ロベルトは、「意思決定に関するあなたの知らないこと」と題した2001年の「ハーバード・ビジネス・レビュー」の論文で、「(意思決定者は)往々にして急いで結論を出しすぎるか、逆にいつまでも迷って決定が遅くなりすぎる」と述べている。

決断の頃合いを見つけるのは難しいと、ダートマス大学タック・スクール・オブ・ビジネスの経営学教授で、『Why Good Leaders Make Bad Decisions』の共著者、シドニー・フィンケルシュタインも言う。「及ぼす影響が大きければ、それだけ時間をかける必要がある。どれだけ時間をかけるかは、事の重大さによる」。

あなたが近道をとりたいと思おうと、さまざまな選択肢をじっくり検討したいと思おうと、一番大切なのは、どんな危険が生じる可能性があるかを認識し、それを避ける方法を知ることだ。

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