変化は楽しいものと思い込ませる

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それでも急激な変化や新しいことに挑戦することに尻込みしてしまうのは、失敗に対する恐怖心があるからです。変化や挑戦を恐れる思考習慣を変えるためにも、口ぐせは大変効果的です。変化とは、楽しくてポジティブなものだという思考習慣をつけるのです。

「新しい挑戦が可能性の扉を開く」「成功は自ら掴むもの」「解決できないことは起きない」などと、ひんぱんに口にしてみましょう。

いざ、新しいことに向かう際には、「一寸先は『光』」「前向き、前向き」などと、自分に絶えず言い聞かせます。何かに取りかかるときには「よし、プラス思考でいこう」と口にして、自分に勢いをつけるのもよいでしょう。

これらの言葉を口にすることで、変化や挑戦に対する前向きで強いメッセージが脳に伝わります。すると、脳神経系システムが、その言葉を実現するために自動的に稼働し始め、一層前向きな思考になっていきます。人間の脳は、思考を実現可能にしていく力を持っているのです。

(構成=大井明子)