フェイスブックの新機能について説明するマーク・ザッカーバーグ氏(米・サンフランシスコ)。(PANA=写真)
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フェイスブックの新機能について説明するマーク・ザッカーバーグ氏(米・サンフランシスコ)。(PANA=写真)

「the story of your life(あなたの人生の物語)」―― 米Facebook(以下、FB)・CEOのマーク・ザッカーバーグ氏は、新機能「タイムライン」をこう表現した。

11年9月、同社が発表した「タイムライン(timeline)」とは、簡単にいうとプロフィールを年表形式で表示する機能だ。タイムラインとは、もともと年表や工程表など、時系列で配列された表のこと。たとえばTwitterでいうと、自分や他人の発言が新着順で流れているスペースのことをタイムラインという。FBのタイムラインはトップには最新の情報が、それ以下には過去の投稿や写真などの蓄積された情報が羅列される。つまり、自動的に自分史ができあがるわけだ。

ロケットスタート代表取締役の古川健介氏は、「FBのタイムラインに載せるようなライフログ(人間の生活行動をデジタルデータとして記録すること)的なアプリが今後大量に登場するだろう。そして、FBは今後、人生のいろいろなものをリアルタイムに記録していくライフログになるのでは」と語る。

無論、ライフログの公開は、実名でプライバシーを晒すことでもある。現に、海外ではFBが原因で雇用問題に発展したケースも出ており、今まで以上に注意が必要だろう。

とはいえ、リスク以上のメリットもあることは看過できない。インターネットの普及によって爆発的に増えてしまった情報が、今度は他人との共有によって選別される。そして、その流れがタイムラインによって加速するだろう。