築地市場の豊洲移転問題、希望の党の国政進出、東京五輪の開催地問題、コロナ対応……。小池百合子氏が知事になってから彼女はメディアに露出し続けた。しかし、彼女は知事として何を残したか。

怒濤の小池都政 この4年間は一体…

東京都民にとって次の4年間の運命を左右する東京都知事選挙が開かれ、現職の小池百合子氏が圧勝した。元日本弁護士連合会会長の宇都宮健児氏や、元熊本県副知事の小野泰輔氏などが候補者として名乗りを上げたが、20年5月30~31日にJX通信が行った世論調査では、現職の小池百合子氏が支持率69.7%と、とてつもない強さを見せていた。

東京都知事 小池百合子氏
時事通信フォト=写真

そんな小池氏はこの4年間、マスコミから注目を集め続けた。築地市場の豊洲移転問題では、都議会のドンと呼ばれた内田茂氏や石原慎太郎氏との戦いが話題を集め、オリンピック会場問題でも突如東北でのボート競技開催案をぶち上げるなど、メディアを翻弄。「小池劇場」とも呼ばれた。

そんな中、都議会自民党の川松真一朗氏は「4年間終わってみると、何も成果がなかった」と批判する。一体、この4年間、小池氏はどんなことをしてきたのだろうか。次のリーダーを選ぶとき、どのような資質の持ち主を選ぶべきか。あるいは、どのような人物を避けるべきなのだろうか。