元は東大工学部の畑村教授(当時)の研究室OB31名が、おのおのの職場で若手を教えるテキスト代わりに自費でつくった書。設計の意味と実行方法、そのために必要な基礎知識などを記してある。

本書は単なる設計のノウハウを記したテキストに留まらない。何か新しいことを始めるための「企画」を立てるにあたり、組織のあり方やリーダーが心がけるべきことをわかりやすい表現で説いている。

「馬鹿な司令官の下では勝てない」「親分道・子分道に徹し、手柄は子分に」「日本が世界の中で生きてゆくことを考えよう」等々、畑村教授の示唆に富んだフレーズが溢れているこの本はまさに私の原点。今でも時折読み返し、心に刻んでいる。