「経済」の語源は中国古典の「経世済民」、「世の中を治(経)め、民を救(済)う」にあるという。つまり、利益だけを追うのでなく、いかに社会に貢献するかという倫理を内包する語なのだ。

本書では、この経済の考え方と日本人が元来持っていた「知足安分」「倹約」「勤勉」の行為に、新たな光が当てられる。わが国に連綿と続くこれらの精神がいま、企業や個人が生き抜くために必要なのではないか。

私が総合商社を退社し、現在の中古機器ビジネスを始めたのも、限りある資源のリユースという行為を通じて社会に貢献しようと考えたからだ。仕事により企業や個人がいかに成長し、磨かれるかを再確認させられる本でもある。