つまり、どんなにハウツーを駆使しても、「婚活の限界」はすでに見えている。養ってほしいという女性の数に対し、養える、養う気のある男性の数が圧倒的に不足しているのだ。結婚が増えるには、女性たち自身が「働く覚悟」と「働ける環境」を手にいれるしかないのだ。

何にせよ、希少な年収1000万円以上の独身男性たちは引く手あまたの選び放題。しかし逆に、「モテるがゆえに結婚が遠のく」という状況があるのだ。

某結婚相談所の経営者に会ったとき「最近、年収1000万円以上の男性との結婚ってありますか?」と聞くと「ないですねえ……」。相談所にはかなりハイスペックな男子がそろっていたはずだが……。

「婚活ブームで、若くてきれいな女性たちから次々に申し込まれる。感覚がおかしくなって決められないんですよ」

50代男性は30代前半まで、40代男性なら20代女性を希望、しかもモデル並みの容姿は当たり前……と、どんどんハードルがあがっているのだ。しかし、彼らは「スペックモテ男」さんであっても「リアルモテ男」さんではない。結婚情報サービスに集うのは、「恋愛力」にはちょっと欠ける人が多いのだ。お見合いの申し込みはたくさん来るが必ずしもうまくいくわけではない。

「条件がいいから会ってみたんですけど……初老でした」とふられてしまうこともある。結局、決めきれず、いつまでもお見合いを繰り返すだけだ。結婚相談所の男性たちですらそんな状況なのなら、ヒルズなどに集う若い高収入の独身男性はどうなのだろうか?