お得で特別な旅ができるのが「民泊」

正しい知識と利用方法を知っていれば、お得で特別な旅ができるのが民泊。今回は安全でラグジュアリーな民泊の使い方をレクチャーしましょう。

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民泊とは民家に泊まることの総称です。民泊の使い方をお話しする前に、民泊に3種の定義があることをお話しします。

まず「農家民泊」。“グリーンツーリズム”とも呼ばれ、農業体験や漁業体験など、「体験」がメインになる民泊です。これは、農家などの客間に泊まり、各種体験とホストとの交流を楽しむものです。

次に、現在増えているのが「特区民泊」。東京オリンピックを見越したホテル不足を解消するため、東京の大田区、大阪府、大阪市、北九州市など「特区」に指定された自治体の一部で、賃貸物件などを活用した民泊が始まっています。

3つ目は、旅館業法で簡易宿所として許可を得ている民泊。代表的なものはバックパッカーが泊まるゲストハウスやカプセルホテルですが、現在、特区以外で合法的に泊まれる民泊はこの許可を得たものです。

そして、前記のいずれにも当たらない違法なものが問題になっている「ヤミ民泊」です。2018年6月には住宅宿泊事業法(いわゆる「民泊新法」)が施行され、民泊の規制緩和がされるとともに届け出が必要になること、ヤミ民泊を掲載しているサイトにもメスが入るため、安心して楽しめるようになりそうです。