43歳で日本マイクロソフトから生命保険会社へ転職

実際入社してみると、社内コミュニケーションのIT化は発展途上段階。対面コミュニケーションを重視するあまり、打ち合わせや電話に時間を取られる現場、スケジュールの調整も延々メールで行う日常に驚いた。そこで、働き方改革の一環として、新たなコミュニケーションツールの導入を提案。作業効率がどんどん上がっていく風景を見ながら、心が弾んだ。

23人の部下を抱える今。何かあっても「大したことない」と流せるようになった。

「気持ちと体調は直結することを、過去の自分が教えてくれました」

22歳:放射線分析機器メーカーのマーケティングアシスタントとして働き始める
27歳:留学先で学んだ知識を活かそうと、ケーブル&ワイヤレスIDCへ
30歳:新規市場の開拓など、やりたいことができる環境を求めて日本マイクロソフトに入社
38歳:身近な人の死に落ち込む
43歳:異業種に飛び込み、社内の健康推進事業と業務効率化に取り組む

撮影=遠藤素子