4:急遽、重大な判断を迫られたとき
理屈をこねずに軽いノリでいこう!

重大な判断を迫られたとき、思考停止になってしまうのは論外だが、慎重を期するために時間をかけてじっくり考え込むのも二流の仕事だ。判断に必要な材料を集め、いつも「こう判断する根拠は何か?」と執拗にロジックを組み立てようとしても、状況は刻々と変化する。判断までの時間が長いほど判断ミスを引き起こす可能性が高くなるのだ。

「一流のビジネスマンは即断即決です。素早く判断し、それが間違っていれば反省し、次の行動に活かす」

とりあえずやってみる。これが一流の基本。とはいえ、即断即決が大きなミスにつながるのは避けたいもの。多くの会社で権限委譲がなかなか進まないのは、部下が大きな判断ミスを犯すのが怖いからだ。

「一流の上司は部下がまだ入社3~4年のうちに、自分で判断する機会を与えて訓練させます。そのくらいの年次で犯すミスは規模が小さいから、会社が潰れるほどの影響がない」

二流:ロジックを組み立てよう
やるべき根拠を重視


一流:とりあえず、やってみるか
朝令暮改を厭わない