プレジデント誌の好評連載「悩み事の出口」。ライフネット生命の創業者で、立命館アジア太平洋大学学長の出口治明さんが、読者の悩みに答えます。今回のお題は「周りに話が長い人がいる」。出口さんは「3分ルールが効果的」といいます――。

Q:周りに話が長い人が多くて大切な時間を奪われます

僕もよく「話が長い」と言われます。でも自分ではそうは思っていません。

写真=iStock.com/ake1150sb

話の長い人のほとんどは自分の話が長いと自覚していないということです。ですからあなたが「話が長い」と伝えても、当人は「いや、俺は必要なことしか話していない」と答えるでしょう。

話を短くするのに最も効果的なのはルール化です。「3分ルール」をご存じですか?

――3分? 3秒ルールではなくて?

はい。たとえば講演会の最後に置かれる質疑応答の時間。そのときに質問者が延々と自分の考えや経験談を話して長引き、他の人の時間を奪ってしまうケースがあるでしょう。

――お年を召した方の質問に多いですね。

それを防ぐために「質問と答えの1セットで3分」というルールを設けます。質問が長いと回答が短くなるので、自然と手短に質問するようになります。

会議の場にも応用できます。まず会議の冒頭で議長は「今日はこれが目的です」と伝えますよね。そのとき同時に「発言は1人3分」というルールを発表するのです。