【調査概要】gooリサーチと共同でインターネットを通じて調査を行った。調査期間は7月1~2日。対象は20~40代の独身男女。性別、年代ごとの均等人数で2125人より回答を得た。

家族全員でケーキ入刀が流行

震災後は、「家族の絆」を求める傾向も強い。プレジデント誌調査の自由記述でも、次のような回答が数多くあがった。

「家族愛はとても重要。いざというとき、守るものがあるのとないのとでは、生きる意味が違ってくる」(40代 男性)

「いつまでも独身でいるより、早く結婚して子どもを産んで親を安心させてあげたい」(20代 女性)

若い女性の大半は、震災で家族の絆が強まったと実感している。「親を大切に思う気持ちが高まった(まあ高まった)」と答えた20代女性は68.9%と、約7割にのぼった(図8)。

元来今の若い世代は、親と友達感覚で仲がよい。私は「親ラブ族」と呼ぶ。震災前の取材でも、「毎年母の日にプレゼントを贈る」「休日のたびに、家族でショッピングに行く」と答える人が、男性でも目立ったほど。その象徴が昨今、複数のホテルで増えているという、結婚式での「家族全員でケーキ入刀」だろう。

結婚情報誌「ゼクシィ」(リクルート)の「結婚トレンド調査2010」でも、震災前の06年の段階から、披露宴・披露パーティを「親・親族に感謝の気持ちを伝えるため(に行う)」とするカップル(おもに20~30代)が、6割を超えてトップだった。直近の10年調査では、同回答が68.6%にまで伸びた。

嫁姑関係も、様変わりしたと「ゼクシィ」の伊藤綾編集長。橋田壽賀子ドラマのように嫁姑が反目し合う姿はほとんど見られない。完全にOSが違うという。

「今は結婚後も共働きが前提だから、育児協力を意識して、義理の母親とも良好な関係を築きたがる。行政が実施する『孫育て講座』も満員になるほどです」