家計簿ではなく、袋分けで管理

▼課題:家計がザルで貯まらない
つい物を買うザル家計が習慣に。家計簿をつけたこともありますが、つけただけ。夫が9歳年上なので、早々に住宅ローンを返し、教育費と老後資金を貯める余裕をつくりたい。本来ならできるはずなのに、できていない!
東京都 池田絵里さん(39歳・自営業)
(一社)教育コミュニケーション協会/研修講師。月に5、6回程度、企業研修を行っている。48歳の夫(会社員)と9歳、5歳の息子の4人暮らし。

池田さんがまずやめたのは「家計簿をつけなければ」という思い込み。「先生のアドバイスを伺ううちに、私は単にお金を使うのを減らして貯めたいだけであって、家計を分析したいわけではないことに気づかされました。家計簿をつける以前の問題ですね」

そこで始めたのは、1カ月の予算を1週間ごとに袋に分け、そこから使う、昔ながらの袋分け。カードで支払ったものは、その袋からカード用の袋に入れるようにした。

「始めてみると、これがもう全く足りない! 子どもの文房具や父母会費など予想外の出費が多く、予算立ての甘さを思い知らされました。今後は意外に多かった子ども費は別の袋に分けて、そこから取り出すようにしようかなと思っています。家計簿アプリにも登録しました。目下の課題は、この袋分け全体の予算を減らすことです」