好きなことに打ち込めば、嫉妬しなくなる

そうやって好きなことで努力しているうちに、いつのまにか嫉妬という感情は消えていたという。自分自身が心から楽しめること、興味のあることを深く追求する習慣ができれば、他人と比較して嫉妬する習慣もなくなるのだと実感しているそう。

「それでも、イラッとしたり、もやもやしたりといったマイナスの感情を抱いてしまったときは、以前手帳に書き出した、自分の感情や思いを読み返します。マイナスの感情の原因がわかれば、自分ともうまくつき合えるのかなって」

手帳に書いたことは、できれば毎日読み返したいし、これからも、ちょっとずつ変えて書いていきたいと笑顔で話す。アドバイスを実践して、ようやく他人でなく、自分の軸が見えてきたと思えたようだ。

1.「負けないぞ!」と1人、部屋で念じる。2.ライバルと自分との違いを書き出すうちに、自分にしかないものや嫉妬の原因も見えてくる。3.本気で取り組み始めたベリーダンス。2カ月に1度はレストランで踊りを披露している。4.中国語を習得したくて、スカイプレッスン。目標は中国語検定をクリアすること。
▼こうすればやめられる!
感情のケア・メンタルトレーナー 下園壮太さんのアドバイス
1:嫉妬する自分を受け入れる
取り分を期待し、他者と比較して自分の権利を守ろうとするのは、原始時代からある必要な機能。嫉妬心は当たり前。
2:嫉妬を感じたら「負けないぞ!」
比較と期待のエネルギーは、できるだけ前向きに使いたいもの。ライバルに「負けないぞ」という考え方で、自分の力を出しましょう。
3:かなわない相手と自分の違いを書き出す
相手にかなわないと感じたら、自分との違いを紙に書き出すと、自分らしさが見えてきます。比較しそうになったら思い出して。