営業とは、人生をすり減らす仕事ではない。自分自身が最も磨かれる仕事である」。プルデンシャル生命が営業の哲学や心がまえを配信する人気facebookページ「日出ずる国の営業」から、全5回にわたって営業パーソンだけでなく、広くビジネスパーソンの学びになるような印象的な「指南」を紹介します。第4回は「自分を会社に見立てて事業計画書を書く」という柴田浩太郎さんのケースです――。(全5回)

※本稿は、『プルデンシャル流 心を磨く営業』(プレジデント社)の第6章「戦略」の一部を再編集したものです。

「一対一のヒューマンビジネス」に惹かれ転職を決意

東京第一支社の柴田浩太郎は、大学卒業後、半導体製造装置メーカーに就職した。若手にも何十億円規模のプロジェクトをどんどん任せるような会社だった。新卒の柴田も大型プロジェクトの最前線に配属された。「お客さまの課題を見つけて解決策を提示する『営業』という仕事がとても楽しいと思いました」

プルデンシャル生命保険、東京第一支社の柴田浩太郎氏。

しかし、大規模な取引に結び付くクライアントは限られていて、当然ながら担当先を自分で選ぶことはできない。

「会社対会社の大きなプロジェクトの営業であるということは、半面、自分でコントロールできる余地が少ないということです。自分の貢献度が見えにくいところに物足りなさを感じていました」

そんな時期にプルデンシャル生命から声がかかった。

ライフプランナーという仕事が、人対人、一対一のヒューマンビジネスであり、成長と成果の源はすべて自分自身、というところが自分にぴったりだと感じた柴田は、転職を決意した。

「一人ひとりのお客さまの課題を解決する仕事が好きなんです。それを高いレベルで実践し続けるために常に努力する自分でありたいと思いました」