危険性を認識できない人はツイッターを使うべきではない

だけどツイッターの世界だと、ボタン1つ、ワンクリックで情報発信できてしまう。これがデジタル社会の恐ろしさ。ほら、カードなら結構な額のブランド物でも無理して買えるけど、同じ額を現金で払おうとしたときに、その高額さを実感して買うのを止めたということあるでしょ? だから僕は妻にプレゼントするときは、常に現金で払うことを頭に浮かべて、プレゼントの恐ろしさをかみしめながら、カード払いしている(笑)。この恐ろしさを感じなくなった人は、破産の道をまっしぐらに進んじゃう。

岩上氏は「たった1回のリツイートなのに」と反発しているけど、これは数万人、数十万人のフォロワーの実態というものについて全く理解がないからだろう。岩上氏には、1度、数万人、数十万人にビラを配る経験を勧める。そしたら、数万人、数十万人のフォロワーがいる中でのツイート、リツイートが、たった1回であってもどれだけ大規模な、たいそうな表現行為であるかが分かるはずだ。ところが、ツイッターのワンクリックという動作が、その大規模さ、たいそうさを隠してしまう。

これがツイッターを使う人が、ツイッターの危険性を理解しなくなる最大の原因だろう。ツイッターは便利で簡単だ。しかし表現行為自体は大規模な表現行為と変わらない影響力がある。ツイッターの表現で他人を傷つけてしまった場合には、紙や口頭での表現と比べてとてつもない被害を与えてしまう。だからこそ、ツイッターを利用する場合には細心の注意が必要になるんだ。

ツイッターの危険性を認識できない人はツイッターを使うべきではない。ましてやプロのジャーナリストであれば、この危険性を当然認識しているべきで、それが理解できないならジャーナリストを辞めるべきだ。「たった1回のリツイートくらいで」とほざいている岩上氏は即刻ジャーナリストを辞めるべきだね。

(略)

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※本稿は、公式メールマガジン《橋下徹の「問題解決の授業」》vol.90(2月6日配信)を一部抜粋し簡略にまとめ直したものです。もっと読みたい方は、メールマガジンで! 今号は《【ネット時代の表現の自由(2)】名誉棄損を避け自由に情報発信するための「超実践」ポイント〈6〉(前編)》特集です!!