2月1日午後3時、461名の受験生が集まった!

東京都市大学等々力中学校の大学合格実績には目を見張るものがある。

2010年度(平成22年度)の東横学園時代、卒業生58名に対し、国公立大学は2名、早慶上理ICUは1名、G-MARCHは4名という現役合格結果だった。これがたった7年後の2017年度(平成29年度)には、卒業生188名に対し、国公立大学は32名、早慶上理ICUは63名、G-MARCHには実に161名の現役合格者を輩出するようになっている。まさに大躍進だ。

小雨の降りしきる2月1日午後。同校には461名の受験生が集まった。

科目ごとに採点する教室は異なっている。

入試広報室長として入試全体の指揮を執る二瓶克文教頭は興奮を隠さなかった。

「こんなに多くの受験生が集まるとは……。昨年は357名でしたから、100名以上増えたことになります。今回特徴的だったのは応募者数に対する実受験率がたいへん高かったことです」

しかし、これだけの受験者が集まると、うれしい反面、採点作業は大変になる。

「午後の試験が始まった直後に校長(原田豊氏)より保護者に告知をしたのですが、当初の合否発表時刻を22時から23時に変更する可能性が高くなりました。受験生には申し訳ないという思いもありますが、わたしたちもしっかり闘って、きっちり合否判定をしていきたい」

▼試験終了時刻は18時10分だが、採点はすでに始まっていた

同校の午後入試は「4教科(算数・国語・理科・社会)」と「算数・作文」のいずれかの科目形態を選ぶことができる。試験時間の詳細は以下の通りだ。

*4教科入試  
15:00~15:50 国語(50分)     
16:05~17:05 理社(合わせて60分) 
17:20~18:10 算数(50分)     
*算数作文入試
15:00~15:50  算数I(50分)
16:05~17:05  算数II(60分)
17:20~18:10 作文(50分)